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2006年 05月 23日
■出演アーティスト
秋風(秋田インディーズ) おとぎ話 植木遊人(ダブルオー・テレサ) テルスター Baby&CIDER(ワタナベイビー&かせきさいだぁ≡) 会場に入るとホフディランの曲がかかっていて嬉しい反面、流れる曲のほとんどが雄飛の曲で、ちょっと複雑な気分に。 この日、幕間のBGMは9割がたホフの曲。大音量で懐かしい曲たちをたっぷり聴けて、ライブの時以外も飽きなかった。 ライブ前に物販コーナーを物色して、Baby&CIDERのライブDVDと、ベイビーのデモ作品集を購入。イベント開始直後だったというのに「今小銭がないので出来れば細かいので…」とお願いされたり、袋にも入れずに品物をそのまんま手渡されたり、プリミティブな販売方針にちょっとだけ焦る。 ちなみにデモ作品集は、スピリチュアル、ユミバース、サウンド・オブ・バイオレンス(ヘッドフォンジャック原曲)、BABY'S TOPS(BABY'S POPS原曲)の4曲入り。 オープニングアクトは秋風。地元で活動している2人組で、どちらもボーカル/ギター。平均身長185センチらしい。曲はフォーク系。 続くおとぎ話は、音合わせの時にメンバーが天井の高さを気にしながら何度かジャンプ。ドラムが上半身裸だったり、ギターの人のTシャツが豪快に破けてたりと、演奏前から期待が持てる感じ。 ボーカルが「パレードは続くんだーっ!」と叫んでジャンプして、ライブがスタート。ギターの音がむやみに高くて、そのためボーカルがほとんど聴こえなかったけど、メンバー全員楽しげで熱い。 この日の客の入りはいまいちで、30人くらいだっと思うけど、そんなことお構いなしに盛り上げてくれる。多分5人しか客がいなくても同じテンションで演ってくれそうな、そんな風に見えた。メンバー4人とも若くて、大学のサークルみたいだったけど、ステージ慣れしてる感じて安定感がある。 MCでは、「秋田は美人が多い」と何度も連呼。「東京で見る美人は、あれは何だろうね。たぶん秋田出身者だね」とまで言ってた。他にも、昨日は○○という旅館で温泉に入って夕日を見たとか、○○という店でだまこ餅(秋田の郷土料理)を食べたとか、ツアーの話もあれこれ。 おとぎ話の演奏が終わると、BGMに「うる星やつら」の主題化が流れて、場内微苦笑の嵐。ステージでは、左腕を三角巾で吊った植木遊人がセッティングをはじめる。かなりノリノリで作業をしてて、どうもBGMのチョイスは彼らしい。この幕間の時間にかかった曲は4~5曲くらいだったけど、どれも「うる星やつら」の曲ばかり。曲が変わる度に心の中で激しくツッコミを入れつつ、どの曲も「うる星やつら」と気付いてしまう自分もどうかと思ったりする。…たまにケーブルテレビでやってて、曲を覚えちゃったんだよなあ。 植木遊人が一旦退場すると、今度は「贈る言葉」が流れ出す。エレアコを持った遊人が歌いながら登場し、いきなり場内大合唱。遊人がステージ上から誰彼かまわず握手を求めるので、私も手を伸ばして握手。遊人がガッツポーズをするので、こちらもポーズ。 「今日は、一人でもロックンロールができるんだってことを証明しに来ました! この場所で、誰が一番楽しいかを競い合いましょう!」と、ギター1本で繰り広げるのは、曲中で喋ったり、オーディエンスに歌わせたりと、かなり自由度の高いステージ。オーディエンスの歌声が小さいと「悲しいほど声が聞こえませーん!」と客席をあおり、みんなが歌いだすと「そうだよ! やればできるじゃない!」と満面の笑顔。アジテートがうまい。 少し曽我部恵一テイストが入ってるスタイルだけど、こちらのほうは、ちょっとバカなことをしたり言ったりして、また別の雰囲気があった。 ラストの曲は、客席に椅子を2つ降ろして、その上で演奏。観客も歌う。曲が進むと「みんな付いて来て!」と、椅子をズリズリ動かしながら観客を連れて客席を練り歩き、再度ステージへ。「みんな(ステージに)来いよ!」と誘うので、せっかくなので上がる。ギターのコードが柵にひっかかったてたので、コードたぐり寄せてジャックを投げ渡してあげた。ステージ上には最終的にほとんどの人が上がって、遊人のアジテートで何度もジャンプ。ちなみにその写真がこれ。私、がっつり写ってます。
by fujiiymk
| 2006-05-23 23:50
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