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2004年 07月 24日
今日は午前に少し海に行って、4時からタワレコで曽我部恵一のインストアライブ見て、その後6時半からインド古典音楽の演奏会に行って、帰りにジャズ喫茶に寄って一杯やってきました。今まさに夏休みな感じです。梅雨も明けたし。ちなみに海ではMDでアジカン聴いてました。もうどこで何聴いたかワケわかんないくらい音楽のジャンルがかけ離れてます。何かもう、ある意味ひとりエゾロックって感じで。
曽我部恵一は、6~7年ほど前(アルバム『24時』の発売直後)、サニーデイサービス時代にライブを一度見たきりで、ずいぶん久しぶりに見た。Tシャツにハーフパンツというラフな格好で、ギター1本の弾き語り。次のアルバムが完成したばかり、ということで、何とアルバム収録曲を全部演ってくれました。 序盤は、オーディエンスがみんな新曲を聞き漏らすまい、みたいな感じでかなり静かだったけど、曲が進み、曽我部のMCも増えるに連れて、だんだん親密な空気になっていった。オーディエンスを引き付け、そして、知らぬ同士だったはずのオーディエンス同士をひと時の仲間にしてしまう。 下は不完全セットリスト。曲名の聞き間違い、聞き漏らしが多分あるのでご注意。?マークの部分は、名前を忘れてしまった曲です。 サンデー スワン シモーヌ 東京ストーリー ブルーのこころ アコースティックギター幻想 Love-Sick リンゴ追分 ? ? ミュージック 魔法 ギター mellow mind 大体合ってるとは思うけど…、自信ないな。初聴きばっかりだし。 新曲のうち、「サンデー」は、ちょっと強迫観念めいた歌詞が胸に迫る。「シモーヌ」はメロウで切ない感じ。ちょっと涙ぐんでしまった。「リンゴ追分」は美空ひばりのカバー。次のシングル「Love-Sick」のカップリング曲だそうです。 「ギター」はCD収録のものと比べて大分歌詞が変わってた。「バグダットの空には朝から雨が/降っている 街じゅうが濡れて光る」「秋田の空には朝から雨が/降ってたかも 街じゅうが濡れて光る」なんて歌詞が挿入されていて、世界をリンクしていく感じが心地いい。そしてそれを「戦争にはちょっと反対さ」というフレーズに落とし込んでいく。オリジナルバージョンより反戦のスタンスがより鮮明でした。 インド古典音楽演奏会は、シタール2人とタブラ(太鼓の一種)1人の演奏会。どんな人が聞きに来るのかと思ったら、客層は中高年がメイン。綾小路きみまろの舞台だと言われても納得できそうな年齢分布です。演奏曲は3曲だったけど、演奏時間がそれぞれ40分、25分、5分。コアだ。長え。 でもこれも良かったね。インド古典には楽譜がなく、常に即興演奏だということで、奏者同士で呼吸を合わせて弾く姿が見ていて楽しい。元々は宗教音楽だったそうで、非日常へ誘う力はやっぱり感じます。ギターで言うところのコードを上部3本の弦で奏で、主旋律をその下4本の弦で奏で、下側13本の弦がその残響音を響かせエコーの役割をするそうですが、このコード弾きのところの音階ってずっと一定なんですね。ギターで言えば、例えばCコードを延々弾き続けてるというような。その同じ音の繰り返しが、トランスに導く仕掛けのひとつなんでしょう。それとタブラ。叩き方と叩く部位によって、音色が全く違います。時々ドラムンベースような速打ちを織り交ぜたりして、まさに変幻自在でした。
by fujiiymk
| 2004-07-24 23:40
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